まちと日記

25歳女が日々考える

エヴァンゲリオンを初めて鑑賞した

2021年3月8日、シン・エヴァンゲリオンが公開し世間(主にTwitter)はエヴァの話題であふれている。オタクを自称しているが今まできちんと見たことがなかったので周りのオタクたちが興奮し、感想を共有している今の状況が羨ましくて仕方ない。

そこでTVシリーズ全26話と『劇場版Air/まごころを、君に』をちびちび鑑賞してようやく見終わった。思ったことをつらつら記しておこう。次は新劇場版3作を見て映画館に早く行きたい。

後発の作品に与えた影響のでかさ

今まで触れてきた漫画の中でエヴァのパロやオマージュがどれだけ為されてきたのか身にしみてわかった。碇ゲンドウのポーズやゼーレの板が並んだ会議風景…あれもこれもエヴァだったのか!!とひとりでアハ体験をしてすっきりできた。当時のオタクの常識だったんだろうか…インターネットが普及し始めたころだから当時のオタクたちの考察が探せばあるんだろうな、読んでみたいな。

25話、26話の衝撃

これをリアルタイムで見てた人はなにを思ったんだろう。前半の明るい雰囲気が嘘みたいに後半陰鬱になってくのが見てて不安だった。特にラスト2話はかなり斬新で困惑した。シンジくんが補完計画の中で自分という個をほかの人の中から見つけられたよ!良かったね!おめでとう!ってことでいいのか?

今のコンテンツはわかりやすさが最優先。状況説明が多いし心情描写も細かく丁寧、分かりやすさが悪いとは言わないが余白がないとなんとなく落ち着かずむずむずする。だからこそエヴァの説明のなさが新鮮で楽しい。自分の考えを形にして、相手に披露し話し合う。そういうオタク文化の名残を感じることができたのは収穫だった。

三馬鹿トリオ

主人公シンジくんは作中で様々な人物と複雑な関係性を結んでいく。その中で私がとくに好きなのは鈴原トウジ相田ケンスケの3人の友人関係だ。パイロットとしてのシンジくんの苦悩を知り受け止め、友人となる3人。同性の同年代の友人ができてシンジ君は笑顔が増え、楽しそうに見えるのがうれしい。トウジがエヴァパイロットに選ばれたことで関係は綻び始めるのだけど、そのはかなさが良い。

第4話「雨、逃げ出した後」の家出したシンジがケンスケのテントで一晩を過ごすシーンが特にお気に入り。相手と会話しお互いの事情を知る、エヴァで大事なこと

新劇場版で彼らの出番はあるんだろうか、関係性の深堀がされるのか楽しみだな~